「御主人様、星が綺麗ですね!」 「ええ、綺麗ですね」 満天の星空を見上げる。 死者の魂であったり、異世界の影であったり、それぞれに正体は違えど、その美しさに差異はない。 「御茶にしましょうか?」 「はい、御主人様!」 私達は、星空の下でくつろぐべく、茶器と御茶菓子の準備を始めた。