魔王協会

 ルーツ=エンブリオ=ヘルロード=タンタロス十三世によって設立された、記録にある限りでは最古の世界間組織。
 当初は、魔王や邪神と言った、『世界の敵』に位置づけられた物達の相互扶助組織としての性格が強かったが、自らの世界に行き場が無い物達の駆け込み寺として、様々な存在を無差別に受け入れ続けた結果、あらゆる分野に手を伸ばす謎の組織と化している。
 また、旧世界の知識と技術を継承しており、さらに多数のマッドな学者を抱えているためか、その技術力は他の組織の追随を許さない。
 本部はルーツ=エンブリオ=ヘルロード=タンタロス十三世の手になる人工空間に存在しており、その空間には本部と関係施設を除く建物は存在しておらず、白い地平線と非現実的なまでに晴れ渡った青空が広がるのみだと言われる。

――世界間組織一覧より抜粋。